2007年12月24日月曜日

ご贔屓にしたい京都 レストラン編 『Kezako』


日没後の京都は底冷えの寒さに。
レストランへ行く前に、以前の京都の割烹で知り気になっていた
黒七味』を買いに、祇園・原了郭へ。



普通の七味とは異なる製法で作られる黒七味はお肉やグリルものに
合いそうです。
個人的にはチーズに合わせてワインのアテにしたいと目論んでいますが(笑)




美しく行灯でライトアップされた花見小路通りを入りいざ祇園へ!
今回の一番の目的であるフレンチレストラン『Kezako (ケザコ)』へと





ワクワクとドキドキを胸に細い小路を歩きます。

シェフのステファン・パンテル氏は、今はない祇園のフレンチ、フィリップ・オブロンで
スーシェフ(2番手)をしていた方で、同店は昨年の12月にオープン。
12のカウンター席からなるお店は、さながら高級割烹や寿司屋さんの様。
作る側と受け手が相対する“割烹スタイル”は、目の前のシェフやスタッフのキレイで卓越した
仕事ぶりを見てるだけでも楽しく、絶えず臨場感があります。




カウンター裏には竹の文様、席には1つ1つ違った美しい切子グラス。


ご案内された席に座り、料理はシェフのおまかせコースなのでワインリストを開く。

ん!?

やはりというか、フランスワインでラインナップされたリストに目を細める。
イタリアワインでさえ付け焼刃的な知識なボクはすぐにギブ””
すかさずサ-ビスの方を呼び選んでもらう始末。。
前に置かれたワイン置きがカッチョイイ””


さーボトルを抜栓してから、期待大!の祇園フレンチのスタートです!



奈良漬けを巻いたフォワグラの熟成 南国のソース 水菜 赤リリス

⇒アミューズは考えもつかない、素材合わせの妙!
 口に入れると濃厚なフォワグラと甘みある奈良漬けの熟成が見事なまでの競演!
 で、さわやかな4種のフルーツが入ってる南国のソースが料理をサラリと運びます。




カリフラワーとココナッツのパンナコッタ ズワイガニの身のサラダ

⇒センスあふれる蓋付きの器から出てくる料理。
 蓋を開ければパンナコッタの上に生のカリフラワー、アサツキとゆずで合えたズワイガニのサラダが”
 その上から温かい、カニの出汁と生姜で作ったソース(スープ!?)をかけてもらい頂きます。
 シェフから
 「冷たいパンナコッタと温かい出汁の温度差を感じて頂けると思います。」
 !!!
 温度までを料理した驚きの一品。





大徳寺納豆の香りをつけたフラン 焼いた椎茸とキノコの泡 仏産黒トリュフ

⇒またまた鮮やかな器に乗って出た来たお皿は、フラン(和食で言う茶碗蒸しの様な料理)や泡が何層も重なったパフェの様な料理♪
 大徳寺納豆が気になってシェフにお伺いしたところ、
 京都の大徳寺でしか作らない、通常の粘りがある納豆とは異なり黒く乾燥したもの。
 シェフが現物を手に取り説明した後に、なんと!そのままを試食させて頂きました。
 味わったことのない、塩味と香りでした。




 
里芋と白味噌を乗せたホウボウのロースト 大原の野菜のガルニ

⇒里芋のピューレと白味噌を乗せ焼き上げたホウボウに、
 数種類もの野菜の付け合せは京都の大原と静原から。
 旬の根菜を中心に、
 カブ、赤カブ、レディース大根、ヤーコン、人参、黄人参、姫人参、姫大根、赤軸ホウレン草 などなど。。。
 酸味と甘い香りの詰まったソースで。
 魚よりも、色とりどりの野菜に目を見張る魚料理でした。




鯖のへしこを巻いた仔牛のインボルティーニ ポレンタと仏産茸のソテー
 仔牛のジュのソース へしことクリームの泡

⇒“へしこ”とは魚に塩を振って糠漬けにしたもの。
 柔らかい仔牛と合わさって何とも言えぬ幸福感。付け合せの茸がものすごく味が濃ゆくて美味。
 仏産は偉大です。 周りを駆ける2種類のソースが豪華です。




Kezako流パフェ!?

⇒背の高いグラスで登場したのは、
 一番下が落花生のジェラート、コーヒー風味のジュレと梨をサイコロ状にしたモノ、
 マスカルポーネと豆腐のムース。
 上には、ソフトな食感の焼き菓子!
 いっぱい入ってるのにサラリと頂けます。





◇ガラスの階段に乗せた小菓子とエスプレッソ で締め

どの料理も出来立てをキッチンからカウンターへとシェフ自らが提供し、
1つ1つ丁寧に説明をされるサービスには、温かみを感じます。

そしてカウンターならではの、向かい合ってのコミュニケーションも、
南仏出身で来日6年目のステファンさんの丁寧でどこか陽気なトークが
場を盛り上げます。祇園にいるコトを忘れゆるりとした居心地が感じられました。
、、、いやぁシェフは実に日本語が達者でした(笑)。

コースはどれも驚きに満ち溢れ、それでいて全体のバランスが崩れることがなく
おいしいワインと雰囲気にくつろぎながら頂き酔わせて頂きました。
印象に残った料理は? と聞かれると、
開口一番にアミューズの『奈良漬けで巻いて熟成させたフォワグラ』ですね!
見た目と味のインパクトが強く鮮明に残っています。
おそらくシェフのスペシャリテ(代表的な得意料理)だと思います。
そんな京フレンチの雄 『Kezako
四季を通して、また行きたいお店ですネ。

2007年12月23日日曜日

ご贔屓にしたい京都 ブーランジェリー編

お次は是非とも行きたかったパン屋さん。
中書島で京阪宇治線へと乗り換え黄檗駅へ、、

『たま木亭』




ここのバケットが食べたくて”””

オーナーの玉木さんは、京都センチュリーホテルに2年務め、その後、大阪の桃谷にあった福盛パン研究所の紹介で㈱ドンクに入社した。 「ドンクのフランスパンを初めて食べた時、『自分もこんな美味しいパンが作れるようになりたい』と思ったのです」と、玉木氏はドンクに入社した当時の思いを語った。その熱い思いが技術向上に拍車をかけたのか、玉木氏は(株)ドンクに勤務していた時、クープ・デュ・モンド(ベーカリー・ワールドカップ)に日本代表として出場し、3位の成績を残している。
→ベーカリータイムスのサイトより抜粋


小さな店内はハード系のパンを中心にびっしりと並んでいて
焼きたてのハードバターロールからは小麦のイイ香りが漂います。
全部食べたい!!!
の欲望を何とか押さえバケットを筆頭に8種類ほど購入。




【サーモンとクリームチーズのフォカッチャサンド】
モチッと柔らかなフォカッチャが噛むほどに美味しさが””
コレなら何を挟んでもイケます!



【長崎メロンパン】
回りを粒の大きい粗目砂糖でコーティングして中の生地はフワフワ”
そして真ん中にチーズ?バター!?がとろけていたうれしいサプライズ・メロンパン!



【クロワッサン】
この商品だけは形が崩れない様にレジ横のガラスのショーケースに並んでました。
口にすると香ばしいバターの香りとサクサクの食感♪

その他、ハードバターロールやデニッシュ。。etc

求めていたパンをしっかり味わい、お次は京都人と観光客でごったがえる
錦市場へ。
旬の京野菜に、焼き麩(ふ)、京漬けなどがまさに錦のごとくズラリ!



活気ある通りを抜け、横筋を脇に入ったところにある
ラーメン屋 『五行』 へと。


ラーメンとは縁がないのか、ボクはあまりラーメン屋には行きません。
何かせかせかとした、ゆっくり出来ないトコロが苦手で”””

そんなラーメン素人(笑)のボクが選んだコチラのお店は、
広々としたカウンターと、ゆったりとしたテーブル席があり
町屋を改装した様な店内は、ちょっとメンズライクなとこがあるが
黒を基調としたデザインで、思った以上にせかせかはしません。

注文を受けて待つ間もなくフルオープンのキッチンから出てきたのは、

“焦がし味噌のラーメン”

香ばしい“焦がし”がスープとあってあっさりで濃厚な一杯でした。

2007年12月20日木曜日

ご贔屓にしたい京都 バール編

足の先からスーッと入ってくる冷気と、頬を抜ける冷たい風。
そんな寒空であっても、鴨川を渡り終えると、妙に背筋がピンッと張る。
寒さからくるものではなく、その街のもつ圧倒的な個性が無意識に身体に感じる。。

師走真っ只中の『京都』へと行ってきました。

京都 = 和食
っていうイメージは分かり易くて、
風情あふれる町屋やお寺を眺めながら頂く和食は格別。

で、そんな感じでイタリアンやフレンチも食べれたらなァなんて思うボクは、
町屋イタリアンの代表 『トラットリア ダ ニーノ』 が次なる店とオープンしたバール 『イル ランポ』 へ。
ダ ニーノが北イタリア・ピエモンテ州の料理なら、こちらは水の都ヴェネツィアをイメージしたお店で
カウンターに並ぶ料理は“チケッティ”と呼び、バールも正確には“バーカロ”と呼ぶのがヴェネツィアン流。




河原町三条の横筋にあるお店は温かいオレンジが灯る奥に長ーいウナギの寝床。
カウンターを越え奥にある席に座ると、肩も抜けて心地よくバーカロに浸っていき
知らぬ間にボトルが開けてしまいます。

その日のオーダーは

 ◇チケッティの盛り合わせ
 ◇ピッツァ クアトロフォルマッジョ(4種チーズ)
 ◇スパゲッティ サルシッチャ(自家製ソーセージ)とレンズ豆のラグー

を赤のボトルワインとパンで頂きました。

2007年12月18日火曜日

Christmas K-tering

12月も半ばをすぎ、"忙しい”せいしてブログをおろそかにしてました(泣)
でも、年明けまで更新し続けたいとヤル気は充分なんです!


ケータリング行ってきました!

今回は、一足早いクリスマス・パーティーの料理をと、
総勢12名様のパーティーフード!
場所はパーティーには打ってつけ!?
南船場の一室で。


一週間前にお話を頂き、打ち合わせにメニュー作成、買出しと。
頭からケータリングのコトが離れることがない日々でした””

引越した手前、以前のミナミ在中での幅を利かした食材の買出しとは違い、
難航して当日ギリギリまで息切らしてましたが、、、(苦笑)

メニューです⇒    
 
            menu           

        antipast e pinthos

グリルした下仁田ネギ セミドライトマト 若鶏の湯引きのピンチョス

 金時ニンジンのオレンジ煮とマリネした烏賊のピンチョス

      根菜とエリンギ クルミのサラダ

         ペコロスのピクルス

    鶏モモ肉のグリル 里芋のクレーマー    
         バルサミコソース

          アニエロと柿

            pizza

       蓮根と銀杏のピッツァ

         椎茸のピッツァ

            pasta

スパゲッティーニ イカとフレッシュトマトのソース




→ 金時ニンジンオレンジ煮とマリネした烏賊のピンチョス

串を刺して手軽につまめる突出し、というイメージで




→ ペコロスのピクルス
  根菜とクルミのサラダ
  
初めは酸味のあるモノと野菜料理を
根菜のサラダはバケットに乗せカナッペでの提供も””



→ アニエロ(羊)と柿  
  
スライスした“種無し完熟”の冷たい柿の上に
グリルしたアニエロを乗せ、
その上に粒の大っきいマルドンの塩を振り提供。
パーティー用にと、手で摘んで食べられる一口サイズのメイン料理を大皿で。


料理の提供スピードや段取りなどイメージした通りにいかず
更に途中にオーブンが壊れる!!とゆーアクシデントも重なり
唖然とした瞬間もありましたが、最後まで料理を出し切り無事終了。

イメージと、かけ離れた出来に自分では20点の内容ですが、
ゲストの方から嬉しいコメントを色々と頂き、ただただ恐縮するばかりです。。。

ただ印象的だったのが、ゲスト全員の食べ終えた皿がキレイなこと!それを見て人知れず「ホッ”」としたのを覚えてます。

イベントと共にして料理を出す!という『ライブ』なケータリングで自分自身も楽しめたケータリングでした。

これからもこうゆう場を自分の料理で作っていけたら幸いです。


今回はオーブンも持ち込みでの参加と機材や器や鍋一式の運搬で、
幹事のおーちゃんに手伝ってもらい本当に助かりました。
その他、現場でのフォローなど多岐に渡っての気遣いありがとう。

2007年12月5日水曜日

1000000人のキャンドルナイト @Candle Museum 2007 winter

いつものスーパーでの買い物で
「袋はご利用なりますか?」
に敏感になる。

電気屋で削エネのPOPが<エコキャンペーン>に変わっているのに気づく。

隣のオッサンがやたらと温暖化について熱弁している!


言わずと知れず世の中は『エコ』ブームだ。

企業からだけでなくエコを1つのトレンドとして捉え
服飾のブランドからもエコをテーマにした商品の広告にと盛り上がっている。
ソレを手にし、環境にイイから~だけで購入し、
ブームが去った後にゴミとして捨てられる判り易い悪循環だけは
避けてもらいたいとこの先のコトを思ったり。。。

形はどうあれ身近に触れ、考えることで自分も成長していきたいですね。

近況その②は、
--夜8時から10時まで2時間の間、街の明かりがオフになり
ローソクの灯りがひと澄む夜へ

『100000人のキャンドルナイト @茶屋町』

へと行ってきました。
                                     
                              






                            
ユラユラと燈る道に飾られたキャンドルをみてると
ホッとした気持ちになります。
                        
                     


                                 
古くからある日本の明かり「行燈」(あんどん)をペーパーバックにして
メッセージや絵をアートした作品もありました。
                             
                      

                       
下は小学生から上はデザインの専門学校生まで。。

茶屋町での2時間の消灯はどのくらいの電力の節約になったのかはさておき、
この企画を立ち上げた【NGOなまけもの倶楽部】世話人の「辻 信一」さんの思いが
じんわりと伝わるイベントでした。
                                           
                                   
                                     


キャンドルナイトのサイトは、
辻 信一さんは以前に情熱大陸でも取り上げられています。
                              

2007年12月4日火曜日

蟻月 

先週は引越しの準備と片付けに終われ“堵汰馬汰”(どたばた)してました。。
離れると気づくのは、大阪市内!ミナミのど真ん中の立地と便利さ!
家からちょっとビッチェを走らせれば、雑踏の都会をすべり抜けアラウンドで
駆け抜けていけたし、買い物には困らなかった。

特に周りに点在する市場や百貨店のおかげで、
「食材」の調達には便利が良過ぎました!
おかげで日々の買出しはいつも楽しんでたような、、(笑)


そんな中での《近況①》

久し振りの友人と忘年会 in 蟻月・堂島店!




いわずと知れたモツ鍋の有名店!で予約も3週間前からの受付と徹底ぶり””

ボクはしっかり3週間前に予約の電話を入れたんですが、
なっかなか繋がらず、、、、、
席が取れたのはラッキーでした☆

小さな明かりの玄関と、綺麗で落ち着いたオフホワイトで染まった店内が
『本場・博多のモツ鍋屋』のイメージをイイ意味で崩してて新鮮でした。

出汁の異なる3種類の鍋から、
金の鍋(あっさり!ポン酢ベース) と
白の鍋(定番!白味噌ベース) の2つをチョイス。

脇を飾るサイドメニューが美味しいのもうれしく、
お鍋の前に生レバーと薩摩揚げをペロリ!

鍋の締めはチャンポン!
コレで終わりかと思いつつ甘いものは別皿!ってコトで
「カキ氷」をオーダー!




!!!
高ーーーーく盛られたカキ氷は、氷のキメが細かくて雪の様にふんわり!
口に入れた瞬間にスッ、、と消える新感覚の食感に一同興味津々で盛り上がりました。

そして蟻月を後にして、話題は次に行くの美味しい店の話題に”””

外が冷える季節には、気心知れた仲間と共に囲む「鍋」。
シンプルでオールインワンの正しき日本の食文化!此処に在り。

2007年11月26日月曜日

イタリア映画 その②


以前からお世話になっている淀屋橋にある「イタリア語文化センター」
こちらでも映画試写のイベントがあるとゆーことで行ってきました!

『トリノ 24時からの恋人たち』


映画祭の映画と比べてこちらの映画”
めちゃくちゃイタリアで!
素直に楽しめました。

2007年11月25日日曜日

BAR UNO



映画祭を後に秋色の中ノ島を抜け、
天満を探索。

途中、『BAR UNO(バールウノ)』へ

ここ最近
 【バル】
⇒スペイン料理であるタパス(小皿料理)を中心としたスタンディングのバー。 巷で有名なイベリコ豚やそのイベリコ豚を使った生ハム・ハモンセラーノは コチラからの発信!

や【バール】
⇒立ち飲みが基本のイタリア式のカフェが楽しめるお店。 バリスタ(エスプレッソマシーンを使ってカフェを提供する人) と呼ばれる人がカウンターで出迎えてくれます。

の増加も落ち着き、少し落ち着いた様子。

そんな、街の流れもどこ吹く風といった佇まいのこちらのお店は
歴史は長く今年で10年選手の“浪花の老舗バール”

こ洒落たイタリアにありそォーな看板を見つけ入店。


「グリエールチーズとロースハムのパニーニ」
「カプチーノ」をオーダー。

周りのお客さんは常連の方が多く、完全アウエイな状態でしたが(笑)
後半にマスターのウノさんと話せてホッコリ”
締めのエスプレッソを味わい店を出て、



ライオン橋


ライトアップされた中ノ島中央公会堂


日没の市内を探索&サイクリングをして帰りました。。

2007年11月24日土曜日

Osaka European Film Festival




イタリア語文化センター!

パニーニ!

ジェラテリア!

と続きイタリア特集第四弾は、「イタリアの映画」!

大阪・中ノ島にあるリサイタルホールで開催されている
【14th Osaka European Film Festival】
へ行ってきました。

フェスは連休の3日間、一日に四つ、日本初上陸の映画が
トータル計11作品上映される。

その中の一つ「パルプフィクション」に出演したマリア・デ・メディロス出演の最新作
 「あたたかな場所」
を観にいきました。

理由はもちろんイタリア人女優でありイタリア人監督のイタリア映画だから(笑)


上映の初めに、
「当日に来日予定であった主演女優のマリア・デ・メディロスが都合で来れませんでした!」
というアナウンスに苦笑。
いきなりのイタリアーな洗礼を受けるハメに”””

その代わりなのか監督が初めと終わりに謝りを込めた挨拶があり、
観客とのディスカッションもあった。


映画の感想は、、、
日本人の持つイタリアのイメージを見事に打ち砕く内容(笑)で、
良くも悪くも今のイタリアの課題と問題点が浮き彫りになった作品でした。




上映終了後には、監督とのサイン会もあり、




↑こちらは最終日に上演されるイギリスの映画「キャッシュバック」
 気になります!時間があれば”””

映画を通してイタリア語を感じ取れた貴重な時間でした。


ミシェラン東京





大阪ミナミの本屋では売り切れが相次いでいて、
入手困難でしたが、梅田まで走りなんとか購入!



本の中身は店内の写真とお店全体のコメントに
料理に対しての「星」と、
快適さを示す「ナイフフォーク」の絵がそれぞれ。

料理のジャンル分けされたページがあり見ると、
以外にも!というか当然のことなんですが、「和食」の店が
一番掲載数が多く、次いで「フランス料理」、
「現代風フランス料理」、「寿司」
といったところ。
やはり、イタリアンは少数ですね、、。
来年以降に期待します。


さらに、

ミシェラン東京版が出ると知ったとき、日本料理のお店は評価の対象に
なるのか?どういった評価になるのか?フランスの方は和食をどう理解
されているんだろうか?
と、いろいろ考えてましたがソノ答えが載っていました!



カテゴリーとして、和食以外にも「天ぷら」、「ふぐ」に「新日本料理」といった
カテゴリーもあり、一口に和食といっても種類豊富な文化を
十分に酌み込んだ仕上がり””

手に取る読者も分かり易い作りですネ。


今まで「三ツ星」や「星」付きレストランは日本では縁のない
遠いヨーロッパの話でしたが、これからは毎年「星」が更新される度に
話題になるんでしょうか!?

ミシェランとは世界規模のネームバリューのあるガイドブックです。
この発売と共に、評価の高いレストランには世界中から
お客さんが東京に 訪れることでしょう。
それは、和食を世界に広める良いキッカケでもあります。
その職人であるがゆえの閉鎖的だった日本の「食」のアピールにもなります。

ミシェランガイドブックの性質上、海外からの旅行者用のガイドのため、
後半にはホテルの紹介もありコチラも快適さをホテルの建物アイコンの数で評価しています。


さて、話を最近のヨーロッパに戻すと、

ミシェランの絶大な影響力のあまり、星付きレストランへの固定観念を持ったお客から 比較されるのを嫌い、高級店からビストロに鞍替えするシェフは増えています。
また☆を取ったお店が三ツ星返上をする等、アンチミシェランの店は増加しています。

お隣のイタリアでは、ミシェランに載るような高級店には観光客だけが入り、 地元の人は郊外や山の奥深くにあるトラディショナル(郷土料理)なレストラン =スローフードなレストラン へと車を飛ばして行くのが主流です。

ただ、料理人に対してミシェランとはノーベル賞と同じ様なもので、
勲章であり、一生を懸けた偉大な目標でもあることには変わりません。


「味覚」という個人でしか分かりえない感性。
それは時に、目の前の料理であり、回りの雰囲気であり
共にする人によって大きく左右されます。

大事なのは、
自分の意思で美味しいものを感じ、楽しみ
探していくコトだと思います。

美味しいものを食べたら誰だって笑顔になりますよね。
その時感じた “おいしい” こそがあなたのミシェランですよ☆

2007年11月22日木曜日

Gelateria Circo Doro

Gelateriaジェラテリアとは、
その名の通りジェラートだけの専門店!

ボクがイタリア滞在時には、街中のいたるトコロにあって
「この国では大人も子供もみんなジェラートが大好きで、
 生活に溶け込んでるんやなぁ~。」
とシミジミ思いました。

かの有名なイタリアンレストラン、東京は青山にあるカノビアーノのシェフ植竹さんも、 イタリア修行時代にはジェラテリアで働いてた経験があるのは有名な話。

つまりジェラート屋さんというカテゴリーが
一つのお店のジャンルとして確立されてるんですネ。

そんなイタリアのジェラテリア”
家の近所にもあったらなぁ~とひそかに思っていたら、
なんぞや谷町の方に老舗のジェラート屋さんがある!という
情報を掴み、さっそくビッチェを走らせ行ってきました。





谷町筋をキタに登り空堀商店街の手前にあるこちらのお店

【ジェラテリア チルコドーロ】

1985年創業され、なんと現在まで実に20年以上も前から
大阪でジェラート専門店をされてます!
20年前だと日本にまだ“イタめしブーム”が吹き荒れる前!?
お店の長い歴史に「驚き」と「溜め息」が一気です。

お店は販売のカウンターの横に工房がありガラス張りになってる為、
ジェラートを作ってる様子も覗ける仕組みに”””

種類も豊富な店内で店員さんと話しながら選んでいると
店員さんスーッといなくなり、次の瞬間、なんと!工房から丁度出来立てのジェラートを
持ってきて試食させてくれました!温かいサービスに感謝”””

味は、今まで食べたジェラートとは違い濃厚でいてアッサリ♪
聞けば材料に「卵」を使ってなく、食べ終えた後に水がほしくならない!
ジェラートだそう。





テイクアウトは悩んだ末、

 οクリーミークリーミー
 (生乳100%の一番ベーシックな味!店員さん一押しでした。 )

 οメープルクリームチーズ

 οシチリア産ピスタチオ

 ο抹茶味のジェラートをやらかいモチで包んだ
  “大福くり抹茶”

の四つを購入。

帰りにお店の外観を撮ろうとデジカメを構えたら、
工房の奥から、すかさず笑顔でピース!をしてくれた
ジェラート職人の「しげき みさ」サンがとっても印象的でした。。。

寒かろーが風吹こーが、甘いものはオイシイ!
歴史ある大阪発のジェラテリアでした。


>>>ジェラテリア チルコドーロ
 大阪市中央区谷町7-3-4新谷町第3ビル114

 http://www.rakuten.co.jp/circo/
 ネットでも販売されてます。
 

2007年11月20日火曜日

MICHELIN RESTAURANTS GUIDE TOKYO

日本に新しいレストラン基準の到来!


今日の朝の番組で花々しく報道がありメディアの盛り上がりを
寝起きと同時に感じたわけですが、、。

「ミシェラン」と聞いてわかる人はどれだけいるんだろう?

本国フランスでは、
発売日には国営放送の8時のニュースと
全国紙の1面のトップ取り上げられる等、
他のガイドブックとは扱いがまったく違います。

そし初版から100年以上もの歴史と、毎年40万弱という発行部数も
単に出版物として考えても凄いことで、
読む人々のミシェランに対しての信頼性の高さが伺えます。

レストランを星で評価するので、「三ツ星レストラン」といった言葉が
世界中で多くもてはやされ、日本でもよく耳にします。
お茶の間では、土曜の夜の番組マチャアキ出演の
「ちゅーぼーですよ」などでもお馴染みですね。


さて、そのミシェランのレストランガイドブックの初のアジアでの出版は、
ここ日本の東京になったというワケです。


そして気になる栄光の三つ星は!!?
今朝の報道では、なんと和食店を入れて8店!と異例の多さでした。

フランスを本店に持つフレンチレストランだけかなぁと予測してただけに
驚きました。
それに和食店が何件か入ってるのにもニクいトコロです。

そのほか、二つ星や一つ星の行方も気になるトコロですが、
このガイドを読んで、日本人のレストランの捉え方に対して
どう変わっていくのかが注目です。
ヨーロッパに負けじと「食」にうるさい国民性。
そして、ものすごい数のレストランが多種多様に広がり、
昨今はファッションや音楽と平行して
トレンドとしてレストランが流れていく東京。
フランスでは100年でも日本のミシェランはこれから築いていきますからね。

いまのお店はネットで検索の時代で、ある意味最先端なこの国に、
紙某帯である同誌がどこまで影響力をだすのかが楽しみ””

さあ!明後日 11/22に発売です。

2007年11月19日月曜日

Skin of / in Contemporary Art

今月は関西アート月間というコトで
期間中は関西一円の美術館・文化施設が無料開放をしています。
(一部ではやっていない所もあります。 詳しくはコチラ→

というコトで中ノ島にある「国立国際美術館」で開催されている
『現在美術の皮膚 展』へと
昨日の写真に続きアートに触れてきました。






作品を見ながら思うことは、、、

人間が外から身を守り、感覚として感じ、
初めに目に入ってくる情報としての“皮膚”は
実はとても危ういものでソレゆえにアートとして
見れば魅力的なんでしょうか、
見ていて“痛そう”な作品や、
「んん?」っと、うなってしまう作品など
視覚的にビシビシくるモノが多かったです。

同展は12/2(日)まで開催中。


この機会にアートのハシゴをしてみては!?